暑い日が続きますが皆さんは如何にお過ごしでしょうか。
手をつなごうアジア主催のスリランカでのアートワークショップまであと5日と迫ってきました。
この1か月は、スリランカの窓口の方と最終調整を行ったり、会員の皆さんからタオルなどの寄付を受けたり、寄付金を手渡されたりとバタバタと慌ただしく動き回っていました。
スリランカに渡航するメンバーは、代表である私を入れて4人、持っていく荷物も分担しました。
タレント、女優、大学の客員教授、農業ジャーナリストなどの肩書をお持ちの大桃美代子さん、実は私のコーチングのコーチでもあります。その大桃さんが自身のSNSに「IKIGAI」という投稿をする中で、今回のアートワークショップのことについて触れていただきました。とてもありがたいことです。
私は腎不全を患い、透析期間を経て腎臓移植を行って、なんとかスリランカにも渡航できる身体を取り戻しました。腎臓移植は腎不全の病状を劇的に改善させてくれました。しかし、移植した腎臓がいずれはダメになってしまう(他人の臓器であるがゆえに。)、そのリスクを常に思いながら活動を行っています。私にとっても生きがいは時間との競争、そんな思いが脳裏に浮かびます。
今回のスリランカでのアートワークショップは、元々はフィリピンのNGOコーディエラ・グリーン・ネットワークがフィリピンで行ったもの(画材の提供で参加しました。)。でも、その企画を私たちはスリランカに持っていき地域の人たちと、スリランカの子供たちとこれを行うものです。これこそ手をつなごうアジアの考えるボランティアのカタチの一つ、みんなで手をつなぐ橋渡しをしながら、アジアの子供たちの未来を磨いていきたい。その想いが具現化します。
何度も何度もコーチングの場で自身の語る夢を検証し、たくさんの方に夢を応援していただき、ようやくここまで辿り着きました。コーチングで夢を語ったのが3年前、手をつなごうアジアを発足したのが2年前、ですが、これまでは湾内を慎重に航海していました。波も穏やかですし、いざとなれば引き返すこともできます。ようやく公海に出ていきます。後戻りはできません、そんな想いと共に、私のIKIGAIは動き始めました。
これまでの応援、誠に ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
では、覚悟を決めてIKIGAIという航海に行ってきます。
手をつなごうアジア代表 田中宏朋